先日、捻挫をした方が来院されました。
ラウンド中に斜面にボールがいき、上がったところで打ちました。
その後、下ろうとした際に左足を内反捻挫したそうです。
整形外科でレントゲンをとり、問題がないということで電気やシップで対処。
2週間たっても痛みと腫れが引かないということで来院されました。
足首の羅針盤的な役割をする距骨と踵骨の調整、腓骨筋と脛骨筋のバランスを整え、
痛みを長らくかばていたので、殿筋や腰筋へもアプローチしました。
2週間で痛みはかなり軽減しました。
しかし、ある時、痛みが復活してきたのです。
それから、4週間ほど診ていましたが、なかなか痛みが引かないので
整形外科にて再度チェックをすることにしました。
すると、骨挫傷が起きていました。
ですので、体重が乗るだけで患部に負担がかかり、
痛みが増していました。
いろいろと原因を探るようにお話を聞くと、
軽減していたある日、自転車に乗っていてバランスを崩し、
左足で踏ん張り、その時に痛みが走ったことがあったそうです。
思い返すとその日から痛みが増していったと思うとのことでした。
結果的にそこから週間は安静にして、痛みは改善されました。
今回のような捻挫は、関節と筋肉のアンバランスを整えることで、
かなり動けるようになります。
しかし、損傷部位が治っているわけではありません。
そこが修復する期間は必要なので、動けるからと言って無理は禁物という症例でした。
皆さんも捻挫をした際は、痛みだけで判断せずに慎重になってください。